男女共生社会を実現するくまもとネットワークでは、やがて行われるであろう衆議院議員選挙の立候補予定者に対してアンケートを行いました。その結果をここで公開いたします。
以下、アンケートの依頼文、質問文、回答用紙、そして各候補の回答結果(区毎、到着順)を掲載しています。皆さんの投票行動に際して参考にしていただければ幸いです。
お問い合わせやご意見はこちらへお願い致します。
2009年6月20日土曜日
アンケート依頼文
2009年5月24日
様男女共生社会を実現するくまもとネットワーク
代表 佐藤玲子 (☎096-360-3920)
松島赫子 (☎096-352-2694)
松島赫子 (☎096-352-2694)
2009年衆議院議員選挙 立候補予定の皆様への
アンケート依頼について
私どもは、男女共同参画を進めるために、10年前より活動を続けている団体です。
この度、衆議院議員選挙に立候補を予定しておられる皆様に、男女共同参画に関する質問をさせていただきます。お忙しい中とは存じますが、ご回答の程よろしくお願いいたします。
なお、ご回答につきましては、有権者の皆様の選択に資するために、しかるべく公表させていただきます。
※ 文章表記での回答は全て100字以内でお願いいたします。
※ 解答締め切りは 6月10日必着でお願いいたします。
ご回答がない場合は、その旨公表いたします。
選挙目前のお忙しい折とは存じますが、ご協力よろしくお願いいたします。
「男女共生社会を実現するくまもとネットワーク」構成団体
熊本県つばさの会
くまもと生活者ネットワーク・熊本
くまもと・バックアップ女性の会
熊本婦人有権者同盟
熊本YWCA
玉名萌の会
DVを考え行動をおこす会
八代女性市民の会
アンケート質問内容
アンケート 質問内容
回答は、別紙にすべて100字以内でご記入ください。
1. 職員・管理職の女性進出の現状について
日本では男女共同参画の実現が大変遅れています。
たとえば、本年4月20日付け毎日新聞によると「都道府県議会の女性議員は過去最多というのに8.2%、国会議員も12%余(衆議院8.9%、参議院17.4%)」にとどまっています。
また、2007年9月12日付熊本日日新聞では、過去最高といいながら、地方自治体の女性管理職は都道府県5.1%(熊本は2009年4月現在3.3%で前年より0.3%減)という情けない状況です。
このような状況をどうお考えでしょうか。
2.クオータ制導入について
世界ではクオータ制導入によって、政府や公的機関、企業等の意思決定部門への女性の進出が進んでいます。たとえば、ノルウェーでは政治の場で、一方の性が40%を下回ってはならず、候補者名簿は男女交互の順番にすることなどを実現させ、さらに「経済界でも会社の取締役の40%を女性が占めるべき」という法律を制定しています。また、ルワンダでは、2003年制定の憲法に「あらゆる意思決定機関の少なくとも30%を女性にすること」と明記されました。その結果2008年の選挙では、下院80議席のうち45議席(56%)を女性が占めるにいたっています。
日本でもクオータ制の導入により、女性の社会進出が格段に進むと思いますが、いかがお考えですか。クオータ制導入について、下記より選び、その理由もお答えください。
1.賛成 2.反対
3.熊本市男女共同参画推進条例について
昨年12月22日に熊本市議会が制定した『男女共同参画推進条例』は、日本も批准している国連女性差別撤廃条約や国の定めた『男女共同参画社会基本法』の重要な理念が削除されるなど、大きく後退したものとなりました。このことについてのお考えを下記より選び、その理由もお書きください。
1.熊本市議会が制定した条例でよい。 2.条例として問題がある。
4.女性の労働・生活について
大不況の中で、現在大量のリストラや派遣切りの問題が続出しています。中でも多くの女性が日雇い派遣やパートで働いており、貧困の度合いは深刻です。特に母子家庭では、貧しさゆえに子どもたちが教育の機会を奪われています。女性の労働・生活が保障されるために、あなたはどのような施策が必要だと思われますか。
5.家事労働の男女共同参画について
家事労働に対する男性の参加状況は、総務省の2007年6月統計で、日本はわずか1日30分です。スウェーデンでは2時間23分、スロベニアは2時間24分(2006年7月総務省統計)と比べると、日本男性の家事時間は極端に少ないことが明らかです。また、その内容にも問題があります。
このような現状は、女性の社会進出を阻み、男性の生活的自立をも阻み続けています。
家庭における男女共同参画推進について、あなたのお考えをお聞かせください。
回答は、別紙にすべて100字以内でご記入ください。
1. 職員・管理職の女性進出の現状について
日本では男女共同参画の実現が大変遅れています。
たとえば、本年4月20日付け毎日新聞によると「都道府県議会の女性議員は過去最多というのに8.2%、国会議員も12%余(衆議院8.9%、参議院17.4%)」にとどまっています。
また、2007年9月12日付熊本日日新聞では、過去最高といいながら、地方自治体の女性管理職は都道府県5.1%(熊本は2009年4月現在3.3%で前年より0.3%減)という情けない状況です。
このような状況をどうお考えでしょうか。
2.クオータ制導入について
世界ではクオータ制導入によって、政府や公的機関、企業等の意思決定部門への女性の進出が進んでいます。たとえば、ノルウェーでは政治の場で、一方の性が40%を下回ってはならず、候補者名簿は男女交互の順番にすることなどを実現させ、さらに「経済界でも会社の取締役の40%を女性が占めるべき」という法律を制定しています。また、ルワンダでは、2003年制定の憲法に「あらゆる意思決定機関の少なくとも30%を女性にすること」と明記されました。その結果2008年の選挙では、下院80議席のうち45議席(56%)を女性が占めるにいたっています。
日本でもクオータ制の導入により、女性の社会進出が格段に進むと思いますが、いかがお考えですか。クオータ制導入について、下記より選び、その理由もお答えください。
1.賛成 2.反対
3.熊本市男女共同参画推進条例について
昨年12月22日に熊本市議会が制定した『男女共同参画推進条例』は、日本も批准している国連女性差別撤廃条約や国の定めた『男女共同参画社会基本法』の重要な理念が削除されるなど、大きく後退したものとなりました。このことについてのお考えを下記より選び、その理由もお書きください。
1.熊本市議会が制定した条例でよい。 2.条例として問題がある。
4.女性の労働・生活について
大不況の中で、現在大量のリストラや派遣切りの問題が続出しています。中でも多くの女性が日雇い派遣やパートで働いており、貧困の度合いは深刻です。特に母子家庭では、貧しさゆえに子どもたちが教育の機会を奪われています。女性の労働・生活が保障されるために、あなたはどのような施策が必要だと思われますか。
5.家事労働の男女共同参画について
家事労働に対する男性の参加状況は、総務省の2007年6月統計で、日本はわずか1日30分です。スウェーデンでは2時間23分、スロベニアは2時間24分(2006年7月総務省統計)と比べると、日本男性の家事時間は極端に少ないことが明らかです。また、その内容にも問題があります。
このような現状は、女性の社会進出を阻み、男性の生活的自立をも阻み続けています。
家庭における男女共同参画推進について、あなたのお考えをお聞かせください。
アンケート回答用紙
アンケート 回答用紙 回答者( )
1. 職員・管理職の女性進出の現状について
2.クオータ制導入について (番号に○をつけてください)
1 導入に賛成 2 導入に反対
(理由)
3.熊本市男女共同参画推進条例について (○をつけてください)
1 熊本市議会が制定した条例でよい 2 条例として問題がある
(理由)
4.女性の労働・生活について
5.家事労働の男女共同参画について
<ご協力ありがとうございました。ご健闘をお祈り申し上げます。>
回答は、すべて100字以内でご記入ください。
1. 職員・管理職の女性進出の現状について
2.クオータ制導入について (番号に○をつけてください)
1 導入に賛成 2 導入に反対
(理由)
3.熊本市男女共同参画推進条例について (○をつけてください)
1 熊本市議会が制定した条例でよい 2 条例として問題がある
(理由)
4.女性の労働・生活について
5.家事労働の男女共同参画について
<ご協力ありがとうございました。ご健闘をお祈り申し上げます。>
以下のアンケート結果はクリックで拡大表示されます。
立候補予定者より届けられたアンケートの回答は、
立候補予定区、氏名(敬称略)、所属政党、アンケート到着日
をタイトルとして回答結果をそのままスキャンした画像を公開しています。画像をクリックし拡大してご覧ください。
(アンケート一覧に戻る際は、ブラウザの戻るボタンをご利用ください)
立候補予定区、氏名(敬称略)、所属政党、アンケート到着日
をタイトルとして回答結果をそのままスキャンした画像を公開しています。画像をクリックし拡大してご覧ください。
(アンケート一覧に戻る際は、ブラウザの戻るボタンをご利用ください)
自民党立候補予定者は回答せず
自民党の立候補予定者は5人とも締め切り日(6月10日)までに返答がなかったので、6月11日になってこちらから電話しました。その後6月12日にかけて以下の様な回答がありました。(敬称略)
木原稔 :今回は返答しない。
林田たけし :自民党の方針に従う。
坂本哲志 :政務官をしている為、国側の人間ででもあるので、今までも一切返答していない。
園田博之 :党の約束上回答できない。
金子恭之 :アンケート用紙は確かに来ている。副大臣の立場なので返答は出来ない。
木原稔 :今回は返答しない。
林田たけし :自民党の方針に従う。
坂本哲志 :政務官をしている為、国側の人間ででもあるので、今までも一切返答していない。
園田博之 :党の約束上回答できない。
金子恭之 :アンケート用紙は確かに来ている。副大臣の立場なので返答は出来ない。
リンク
2008年熊本県知事選挙
熊本県知事選立候補予定者の考えを聞く会によるアンケート結果
2004年参議院選挙
熊本婦人有権者同盟による立候補予定者への公開質問状回答結果
2004年熊本県知事選挙
熊本婦人有権者同盟による立候補予定者への公開質問状回答結果
2003年衆議院選挙
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